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2014年4月11日金曜日

トレンド日米表現辞典第4版の研究11

p.242 ビッグバン、金融大改革
囲み記事の中で、宇宙のビッグバンのことを「水素原子の大爆発」と説明しているが、違うのではないだろうか。普通は「超高温・超高密度の火の玉の爆発的膨張」などと記述され、原子が発生しうる以前の状態を言うと思うのだが…。以下は国立科学博物館による説明のリンク。
http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/vm/resource/tenmon/space/theory/theory02.html
*7月24日追記:この囲み記事は第4版で大幅に書き換えられていますが、「水素原子の大爆発」のくだりは前の版から引き継いだもので、第4版固有の問題ではありませんでした。

p.243 日本銀行[日銀]政策委員会
審議委員のことを「councilor」としているが、正しくは「member of the Policy Board」。「councilor」だと間違っているだけでなく、「参与(counsellor)」と紛らわしいので要注意。参与は財界の重鎮など外部の人間が務め、政策委員会の諮問に応じたり、独自に意見を述べたりする。以下のリンクは主要な役職の日英対訳。
http://www.boj.or.jp/announcements/education/oshiete/outline/a09.htm/

p.244 公的資金の返済
りそなホールディングスを「Risona Holdings Co.」としているが、正しくは「Resona Holdings Inc.」。
「りそな」はラテン語で「resona=共鳴する、響きわたる」という意味で、顧客と共に響き合い、絆を深めたいとの思いで決めた名前だそうだ。
http://www.resona-gr.co.jp/holdings/news/hd/pdf/140412_1a.pdf

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