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2013年6月12日水曜日

自虐史観


以前から「自虐史観」は英語でどのように表現するのがいいのか悩んでいたところ、いささか旧聞になるが、先月公表された米国議会調査局の「Japan-U.S. Relations: Issues for Congress」という報告に言及があった。安倍首相を「強硬なナショナリスト」とし、歴史問題が米国の国益を損ねかねない状況に発展する懸念を示した報告である。
http://www.fas.org/sgp/crs/row/RL33436.pdf

この報告の9ページ目に以下の文があった。
Abe's appointment of Shimomura appears to signal his intent to follow through on the LDP's pre-election advocacy of reducing "self-torturing views of history" in education...
「安倍が下村(文部科学相)を起用したのは、教育現場の『自虐史観』を弱めるべきとの自民党の選挙前の主張を実行する意図があるためではないかとみられている」

引用符付きながら、self-torturingという語を使っている。駐日米国大使館や国務省でもこの表現を使っているのだろうか。self tortureが英語圏でどういうイメージなのか、参考のためgoogleで画像検索してみたら、中世の拷問用具(実物を見たければ明治大学の刑事博物館へ)とかインドの荒行とかその他気持ち悪い画像だらけだった。大丈夫だろうか。下のような画像もあったけど。



ちなみに毎日新聞の英文版では「a masochistic view of history」とあった。こちらは画像検索しなくても大体わかります。orz
http://mainichi.jp/english/english/perspectives/news/20121208p2a00m0na004000c.html

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