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2013年6月28日金曜日

本日の引用:茶の本 岡倉覚三(天心)著

「翻訳は常に叛逆であって、明朝の一作家の言のごとく、よくいったところでただ錦の裏を見るに過ぎぬ。縦横の糸は皆あるが、色彩、意匠の精妙は見られない」岩波文庫版40ページ

にもかかわらず、日本語訳で読んでしまった。古本屋で安かったもので…。いつか原書の「The Book of Tea」も目を通せたらいいな。
本書に関する感想は余りない。茶が道教、禅、生け花と関連していることや芸術に連なる道であることはある程度理解した。この本を読んで反省したのは、ずいぶん長い間、知識を得るための読書に偏りすぎたためか、このような時を超越する内容の本をゆっくり味わいながら読む心構えができなかったことだ。

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